頭皮のむくみはわかりにくい

逃走できない、危機的な状況におちいると

動物は心臓、呼吸、筋肉などすべての身体の働きを低下させ
身体は「不動」の状態となる。

 

あまりのショックに
足がすくんで身動きがとれなくなる。

 

心のはたらきとしては
感情が麻痺してしまったり
頭が真っ白になって何も考えられなくなったり
活動性がなくなる。

 

この状態が続くと悲嘆、無気力になり
副交感神経優位の疲れを感じるようになる。


少し動くだけでも疲れる、やる気が起こらない、小さなことが気になる
落ち込みやすい、朝起きるのが億劫になる、
といった問題を抱えることが多い。

【ポリヴェイガル理論 第一段階】

 

 

逃走できない危機的な状況。
そんな時、自分を守るためにこころや身体は感じないように感覚のスイッチをオフにしてしまいます。

オフは副交感神経優位の状態です。

副交感神経はリラックスのモードで
リラックスしているんだったらいいんじゃないの?と思うかもしれないけど
極度に副交感神経が優位で完全に弛んだ状態が続くと感情が麻痺してしまいます。

自分がどうしたいのかわからなくなってしまい
身体は血管が拡張しむくみます。

頭皮がかちかちは分かりやすいけれど
むくみは柔らかい状態と混同されがちです。
頭皮が柔らかいのに痛い。押したら手の形に凹んで戻らない。
そういう時はむくんでいます。

 

優しく優しく円を描くようにマッサージしてください。
痛くてマッサージできないときは
10秒くらい手のひらで「私、がんばってるねー」て包み込んでください。
あたまを労わってください。

 

副交感神経優位でむくんでいる時は身体の代謝エネルギーが少なくなって体温が低くなりますので、身体を温めるのもよいです。

緊張とリラックスがバランスよい状態にしておくこと。

 

それが日々、幸せに生きることにつながる、と思います。